憂いを払う玉箒 241106
「伝統的酒造り」が国連教育科学文化機関の無形文化遺産に登録される見通しに『筆洗(241106)』は思う▼こんな説がある。人類が小麦などの穀物を栽培するようになったのはパンを作るためではなく、ビールを造るためだったのではないかというのである▼あくまで一つの説だが、おなかを満たすパンより悲しいことを忘れさせてくれるお酒の方が先かもというのは人間くさい▼<憂あり新酒の酔に托すべく>夏目漱石。人の心と体を慰めてきた「良き友」への朗報▼日本の酒造りは複雑な上に繊細。科学とは無縁な大昔から試行錯誤と舌で酒造りをここまで磨いてきた▼世界は日本の酒に注目し、輸出も上向くが、国内での消費量は減っている。今回の登録が「憂いを払う玉箒」となるか。
(私の)酒の初めは日本酒であった。子供にはビールは苦く、その点、日本酒の香りと風味と気持ち良さに、祝いの席では日本酒をいただいていた。今はノンアルコールビールが中心の食生活となり、日本酒はいただかない。何せ日本酒はそれだけで良い。とにかく美味いので、憂いを払う玉箒は危険なのである。
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