何ごともなかったかのように 241004

  宮崎空港での不発弾の爆発に『天風録(241004中國新聞)』は思う▲昭和、平成、令和と変わっても、「戦後」という、もう一つの元号は続いている。そんな感覚を呼び覚ますニュースだった▲旧日本海軍の飛行場で、敗戦間際には特攻隊の基地。相前後して、米軍による空襲が。当時投下されたうちの1発が今回、なぜか目覚めたらしい▲市の地域防災計画にも不発弾の章がある。それでも爆発翌日に早々と、運航が再開するとは思いもしなかっただろう▲「利便性とのバランス」を考えた空港側の判断と▲宮崎の基地から飛び立った特攻隊員のうち約130人は戻ってこなかった。戦後は一人一人の命を尊ぶことが、かけがえのない初心となった。利便性と、はかりにかけるようなものとは思えないのだけれど。

 (私は)思う。なぜ、あの悲惨な過去を消してしまうのか。知ろとしない。今年起きた地震さえ、その後を知らない。それが大雨という災害で復興が進んでいない現状を知る。戦争を起こすと、80年近くたってもその影響が生じる。私たちはここから特攻隊を送り出していた。不発弾は私たちに目を覚ませとは言わない。自分で目を覚まさねばならない。

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