突然、「死に神」がやって来ないことを祈る 241101

  女川原発2号機の再稼働に『筆洗(241031)』は思う▼グリム童話の「死に神のお使いたち」は若い男が死に神を助ける話で、死に神はお礼に約束、「おまえの寿命が終わるときは前もって使いを出して教えよう」。だが、ある日のこと。死に神が突然にやって来て「おまえの寿命は終わりだ」▼使いなんて来なかったと男が怒ると、死に神は「使いはちゃんと出した。熱が出なかったか。目まいはどうだ。耳鳴りや痛風、歯の痛みも。全部おれの使いだ」▼2011年の東日本大震災による福島第1原発事故。あれは原発の危険を伝える「お使い」であっただろう▼どんな「お使い」が来てもわれわれは気がつかないらしい。いや、気づかないふりをしているだけかも。突然、「死に神」がやって来ないことを祈る。

 (私には)頼んでもいないのに、目まい、耳鳴り、痛風と使いがくる。これらとの長い付き合いの中で、我が身を修理して、延命している。いずれ、人間は死して灰になるだけだが、原発はそうはいかない。その爆発力を私たちは安全に利用し、しかも廃棄物を始末しなければならない。それはどうなのか。死に神は突然に我々の前にやってくるのか。

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